いしかわIBD結の会 平成19年度第3回交流会報告
|
日 時:
場 所:
参 加:
内 容:
|
|
平成20年3月8日(土)10:00〜12:00
石川県リハビリテーションセンター
4階 大研修室
22名参加
(クローン本人12名、潰瘍性大腸炎本人2名、家族8名)
10:00〜11:30 『患者(や家族)による食事工夫例の紹介』
患者自身(や家族)が工夫している調理法や食材・食品の紹介
(ごはん・おかず・調味料から外食やデザート・お菓子まで)
11:30〜12:00 試食とディスカッション
|
|
参加者各自から順々に普段工夫している調理法や食材・食品を紹介し、それぞれに意見交換を行った。また、一通り紹介が終わった後、試食を行い、自由な意見交換を行った。
紹介された食品は以下の通りであった。
(ただし、食品の良し悪しは個人によって差がありますので、ご注意下さい。)
|
■クローン病
<調味料>
・いしる(セレン補給効果)
・業務用かつおだし(成分がはっきりしていて添加物が少ない)
・りんご酢
・ケチャップ
・ウスターソース
・レモンエキス(化学合成物や添加物が少ない100%のものがよい)
・しそ油、えごま油(他の油に比べ分解されやすいが多量摂取は問題)
・梅しそポン酢
|
<食品>
・梅干し
(塩分不足による低血圧に有効+クエン酸の効能)
・カロリーオフのカレールー
・トップバリュー製品(脂質が抑えられたものが多い)
・無脂肪ヨーグルト
・ベビーフードの活用
・ノンオイルツナ缶
・豆腐
・たまご豆腐
<飲料・菓子等>
・牛乳アカディ(75%乳糖が分解されている)
・トップバリュー無脂肪牛乳
・さきいか(食べるのではなく噛む)(セレン補給効果)
・ガム(顎関節の機能低下を防ぐ)
・お子様せんべい、塩せんべい、
塩せんべいカルシウム入り
・カルシウム入り炭酸せんべい
・黒棒(黒砂糖に鉄分が含まれる)
|
|
 |
|
<補助食品・エレンタール>
・サプリメント 亜鉛、ビタミンE
・サプリメント(初心者が摂取しやすい) マルチビタミン、マルチミネラル
・飲むゼリー(カロリーの高いエネルギー補給タイプが良い)
・エレンタール経口摂取の場合 フレーバーブレンドを検討(ヨーグルト:パイン=2:1)
・エレンタールをゼリーにして食べる
<調理>
・トマト雑炊(レシピ紹介)
・油で揚げないコロッケ(パン粉+鰹節を衣にしてオーブンで焼く)
・鶏肉の肉だんご
・インスタントポタージュスープで作るパスタ(塩分を少々加えると美味)
・すりおろしごぼう入り鶏肉ハンバーグ
・クッキングシートの活用(油を使わなくてよい)
・湯豆腐
・カステラ(炊飯ジャーを利用して作る)
・おかゆ(炊飯ジャーの中に湯呑みを入れて作る)
・野菜はヒタヒタになるまでゆでる(調子の悪いときはミキサーにかける)
・やわらかめに茹でたうどん(外食の際もオーダー)
<その他>
・低脂肪など、栄養成分表示を気にするようになり、家族全員が健康に
・2ヶ月おきのレミケード(+イムラン)で調子が良い
・インターネットにてレシピ検索(「油・バターを含まない食品」と検索)
・繊維質を気にして野菜を積極的には摂取しないが、これを見て子供が野菜嫌いにならないか心配
|
■潰瘍性大腸炎
<調味料>
・てんさい糖(着色料、添加物が少ない+オリゴ糖)
<食品>
・無脂肪ヨーグルト(もも缶を入れるのも良い)
・ヤクルトビフィーネS
<心がけ>
・ダメなモノを避けることは大切だが、あとはあまり気にしない。ただし、量的には注意すべき。
|
試食とディスカッションの様子 |
|
アンケート結果 |