平成18年11月3日に「いしかわIBD結の会 第一回交流会」が開催されました。

今回の交流会は、本来のレクレーションの予定を変更して、斎藤恵子先生をお迎えしての講習会となりました。

                                                        (出席者42名)
     13:30〜14:30  特別講演『炎症性腸疾患の食事について』

          講演者 社会保険中央総合病院 管理栄養士 斎藤恵子先生
     特別講演では潰瘍性大腸炎とクローン病の説明をはじめ、食事の注意点・料理方法 
     推奨する食品・サプリメントなどとても参考になるお話をして下さいました。

   14:40〜15:50 食事に関する質疑応答・意見交換会

          助言者  社会保険中央総合病院  管理栄養士 斎藤恵子先生
                金沢大学医学部附属病院 炎症性腸疾患センター 加賀谷尚史先生
                金沢大学医学部付属病院 炎症性腸疾患センター 北村和哉先生


食事に関する質疑応答・意見交換会では活発に質問が出され、中には個性的な質問もありましたが 先生方からは的確な解答を頂き、楽しく和やかに進行しました。

   15:50〜16:00 連絡および会員交流
     会員間の交流をより深めるため、サークル的な活動や企画(たとえばスキーツアーなど)を
     検討していく予定です。何か要望がありましたら、事務局まで連絡願います。
低脂肪食を心掛ける事が重要で、1日の摂取量を
  30g以下(CD)・40g以下(UC)に抑えるだけで
  再燃率が低下するそうです。

*料理方法では
    「トンカツ」→「しゃぶしゃぶ」+「キャベツの浸し」
    「てんぷらの盛り合わせ」→
    「さしみ盛り合わせ」+「かぼちゃの煮物」+「なすの田楽」
    「サーモンステーキ」→
    「酒の塩焼き」+「芋の煮っころがし」+「グリーンサラダ」
    「カキフライ」→「カキの土鍋」
     変えた方が良いことなどを教えて頂きました。
 *水溶性食物繊維のリンゴ・バナナ・桃などは便の状態を良くしてくれるそうです。
  リンゴなどは火を通すとより良いそうです。

 *民間療法で良い結果になった話は聞かないそうなので 怪しげな食品・サプリなどには
  手を出さない方が良いそうです。

 *繊維質の食品でも繊維を絶つように調理すればOK。(狭窄のある方は注意が必要です)

 *ヤクルトやビフィズス菌飲料は腸の働きを整え安定に保つので毎日摂取されるのがお勧めです。
  (体質的に合わない人は別です)
  これは、プロバイオティクスと呼ばれ、最近、炎症性腸疾患に対する効果が非常に注目されています。
      


いしかわIBD結の会では、これからも様々な交流会・講習会等を企画していきます。
詳しくはHP上でご案内致しますのでご期待下さい。
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